Trailblazer Communityでウェブセミナーの録画版リンクが共有されていたので見てみました。資料と動画のリンク自体はヘルプページで共有されているみたいです。
リストビューの固定
ビューの右側にピン固定のアイコンが表示されるようになったのでクリックすると次からそのビューが最初に表示されるようになります。
レコードページの印刷
Lightning Experienceでも主要なオブジェクトで印刷ボタンが使用可能になりました。
- 取引先/個人取引先
- 取引先責任者
- リード
- 商談
- ケース
- 注文
- 契約
- キャンペーン
- カスタムオブジェクト
ページレイアウトに追加することで利用可能です。外部に見せるようなデザインではありませんが、社内ミーティング用としては問題なさそうです。
データストレージのデフォルト容量の変更
今まではデフォルトでは1GB利用可能でしたが10GBまで利用できるようになりました。2月から順次有効化されていくとのことです。また基本的にはほぼ有効化が完了しているとのことでした。Developer Edtionでは5MBが上限のままでした。(元がいくつか思い出せないけどたぶん変更なし..)
グローバル検索の結果数表示
検索対象オブジェクトごとに、検索結果を数字で表現できるようになったそうです。たぶん赤枠で囲った部分。
Lightning Excpeirnceのヘルプメニューのカスタマイズ
システム管理者は各ページのメニュー上部に最大15個の独自のリンクを追加できるようになったそうです。設定で有効化することで利用可能になります。
Lightning Experienceでの感謝バッジの使用
LEXではサポートされていなかったWork.comの機能が利用できるようになります。現在はパイロット版でSalesforceに問い合わせて利用可能になります。
Lighnting Experienceの有効化(Winter’20から)
Winter'20で本格的に移行が促されます。今までも自動切り替え等実施されてきましたが、今回は本格的なやつだと思います。こちらに公開されているファイルが詳しいみたいです。
Chatterの新機能
Lightning Experineceで投稿・コメントへのリンクの挿入
Chatter投稿時に「/」を宣言するとレコードリンクが埋め込めるようになりました。URLの投稿と違いレコード名が変更されると投稿内容の方にも変更が反映されます。
SalesforceモバイルアプリでのChatterの編集・ミュート
モバイルアプリで編集やミュートができるようになりました。特に編集機能は便利だと思います。
レポート&ダッシュボードの新機能
実行ページからデータをより容易に確認
Winter'19でベータ版として提供されていましたが、レポートの実行ページが新しくなりました。(旧バージョンには戻せないそうです)
画面下のラジオボタンで小計などのオン・オフを切り替えたり、項目がたくさん表示されていてもスクロールできれいに表示されて便利だと思います。ただテキストエリア項目の表示領域が狭くなって不便になっています。この問題はKnowledge Issueとして登録されているので近い内に解決されるのではと思います。
その他の便利な新機能としてはこんな感じ
- 集計項目を8つまで表示可能
- レポートの実行ページでグループ化や列の削除などの操作が可能
- 列幅の変更が可能
- Lightningレポートビルダーでの結合レポートの作成
- 条件付き書式(ベータ)が使える
- ダッシュボードコンポーネントを12列のグリッドに配置することが可能
- ダッシュボードでユーザ、グループまたはロールの一括登録
- ダッシュボードで1行表示可能に
残りの新機能メモ(ざっくりこんな話でした)
Einstein予測ビルダー
→アドオン製品(追加ライセンス)
Einstein Next Best Action
→おすすめを表示するコンポーネントが利用可能に
Flow Builder
→より迅速かつ簡単に
Lightningアプリケーションビルダーでページテンプレートを変更
→アプリ単位でホームページの割り当て
Sandboxのコピーが正式リリース
Lightning Webコンポーネントの追加
Mobile Publisher
→日本語未対応
→アドオン製品
個人的に特に便利だったのがLightningアプリケーションビルダーでページテンプレートを変更の機能です。活動や関連リストを表示する場合は、ヘッダーと右サイドバーに統一してるので気軽に変更できるようになってすごく助かりました。
Sandboxのコピーはあまり使う機会が無い気がしますが、メインのSandboxをリフレッシュするときにその時のバックアップを残したりできるのは便利そうです。
Mobile PublisherとEinstein Next Best Actionは用語から把握してなかったのでそういうものがあると気づけてよかったです。
その他参考リンク
最近読めてないけどホントはリリースノート読まないといけない...