VSCodeとSalesforce Extensionsの新機能 (July 2019)です。
VSCodeによるSalesforce開発環境についてはこちら。
任意の組織に対して開発する
ちょっと前まではDevHub組織で用意したスクラッチ組織が開発対象でしたが、MavensMateと同じようにSandbox組織やDE組織での開発に利用できるようになったとのことです。
保存時にデプロイ
"salesforcedx-vscode-core.push-or-deploy-on-save.enabled": trueと宣言すると保存時にSalesforce側に反映されます。falseだと反映されないので、アレっとならないようにtrueにした方が良いと思います。組織に接続したときにはfalseになっているので、環境構築のたびにチェックすると良さそうです。
組織管理
画面左下のあるVSCode Orgのメニューから接続組織を追加したり、変更したりできるとのことです。
組織ブラウザ
イマイチわかっていない機能ですが、以下のような説明がありました。
まだβ版機能とのことです。設定方法としてはVS Code側の設定で有効化する必要があります。
有効化するとsettings.jsonファイルに設定情報が追加されました。
組織に対する差分
7月31日の記事時点から来週または二週間後ぐらいにリリースされるみたいです。便利そう。
Lightning Webコンポーネント
Lightning Webコンポーネントの開発もサポートされるようになったそうです。
HTMLコード補完
Lightning Webコンポーネント開発時にHTMLコード補完されるようになったそうです。
Javascriptコード補完
Lightning Webコンポーネント開発でJavascriptファイルのコード補完がされるようになったそうです。
ESLint統合
Lightning Webコンポーネント開発でESLintの仕組みが利用可能になったそうです。
その他
なんかいろいろできるようになっています。
- Lightning Explorer
- Apexリファクタリング
- コードのフォーマット
- Deploy / Retrieveでの競合検出
- SOQL言語機能
- パフォーマンスの更新
- LWCローカル開発
- MavensMateについて
- Force.com IDE
特に便利そうだったのはApexリファクタリングで右クリックメニューのRename Symbol機能で変数名を一括置換できます。
今までのテキストエディタの置換機能と違うところは、文字列ではなく変数名を識別してくれるので誤った置換が行われないというメリットがありました。
例) accountという変数名を置換したときにaccountListという変数名やAccountというオブジェクト側への影響はありませんでした。
他のファイル(ページ側)への変換は行われないのでそのファイル内のみでの作業を行うためのサポート機能になります。
VSCodeとSalesforce Extensionsを使った開発は最近始めてまだ慣れない部分もありますが、Terminalからコマンド実行したりプロジェクトファイルの雛形作成してくれたりと便利機能が多いのではやめに切り替えたほうが良さそうです。
※MavensMateは終了しました。またForce.com IDEは2019年10月12日頃に終了するそうです。