Trailheadを見ながら「レコードトリガオーケストレーションフロー」を試してみました。
複数のフローを連携させて自動化プロセスを作成できる仕組みというイメージでこちらのTrailheadモジュールで紹介されています。
フローオーケストレーションを使用して複雑なプロセスをオーケストレーションする | Salesforce Trailhead
さわってみるにあたり必要なオブジェクトなどの情報が作成済みの専用のDeveloper Edtion組織が用意されています。こちらをサインアップして進める感じです。
設定手順もモジュールの内容とチャレンジの内容のとおりに進めるだけでした。
準備1
Trailheadの内容に従って「自動起動フロー」を作成します。「レコードトリガオーケストレーションフロー」で呼び出すフローの一つとなります。
特定条件でレコードを取得→メール送信→レコードを更新を行う感じのフローです。
準備2
準備というか把握しておくと進めやすい情報で、オーケストレーションフローから呼び出す画面フローとして「Create the offer」があります。こちらは専用のDeveloper Edtion組織にすでに作成済みの画面フローとなります。設定内容把握する必要はありませんが、こんな感じでした。
レコードトリガオーケストレーションフローの作成
フロー種別でレコードトリガオーケストレーションを選択する形で作成できます。
最初にオブジェクトを選択します。実行条件の指定など他のフロー種別と同じ流れです。
・・・で今回のTrailheadでは既にベース部分が作成済みでそちらをカスタマイズする形で進めるようになっていました。「Recruiting Orchestration」という名前で用意されています。ぱっと見いろんな処理があってどこから手を付ければという印象を持ったのですが作業内容は決まっていて全体を把握しなくても大丈夫でした。
今回のカスタマイズ箇所は赤枠の部分。ここを自分で作成する感じです。
フェーズ (Stage) の作成
オーケストレーションフローでは要素を追加するとこのようなメニューとなっています。
まずはフェーズを作成してその中で実行すべき各ステップを用意していく感じです。
追加したフェーズを削除したい場合はアイコン部分をクリックすれば削除の選択肢が出てきます。
ステップの追加
ステップの追加では次のような選択肢が用意されています。
対話型ステップは画面フローを呼び出せます。
実行するアクションのところで呼び出すフローを選択できます。
バックグラウンドステップ (Interactive Step) は自動起動フローを呼び出すことができます。
オーケストレーションフローの作成で重要そうなところでステップの実行条件には「別のステップが完了とマークされたら、ステップが開始されます」という選択肢があります。これを使用することで各ステップの実行順序を制御することができます。ただ、画面に表示されるステップの順序は変更できない?ようでした。
その他評価されたフローがtrueだったらというような実行条件の指定もできるようです。
オーケストレーションフローは上記のようにフェーズという枠を用意してその中にステップを作成して各フローを呼び出すという処理を設定していく感じで作成する流れとなっていました。ここを理解できていれば問題なく使えそうかと思います。
今回のTrailheadチャレンジ用に用意されている「Recruiting Orchestration」フローですが、このままだとエラーになるようになっています。保存するときに次のような警告メッセージが表示されます。ちゃんとやるなら警告メッセージに表示されている問題を解消して進める形になると思います。(チャレンジクリアだけならこのままでもできました。)
オーケストレーションフローのデバッグ方法について
Trailheadで紹介されていた内容で、アプリケーションランチャーからデバッグ用の画面にアクセスできます。
こんな感じでエラーなどの情報が記録されるようになっていました。
どのユーザが実行して異常終了が発生していないかモニタリングできるようです。
このとき進行中のオーケストレーションフローの場合はデバッグログを表示できるメニューが利用できるみたいです。
レコードトリガオーケストレーションフローを試して見た結果はこんな感じでした。複雑なプロセスの処理を実現する際には使えそうな機能となっていました。