Salesforceには商品を管理できる標準オブジェクトが用意されています。種別や価格などの情報をここで管理できます。
商品ビュー
商品詳細ページ
商品作成の流れ
まずは商品作成の流れについてです。商品タブの最近使った商品のところに新規ボタンが用意されています。クリックすると登録画面が表示されるので商品情報を入力します。
商品ファミリでは商品の種別(カテゴリ)的な情報を管理すればいいと思います。
入力が終わったら「保存 &価格追加」ボタンをクリックします。
これで商品の登録ができました。
価格表追加の流れ
続いて価格表の追加を行います。先ほど追加した価格は商品の標準価格です。標準価格はStandard Price Bookというビューで管理されています。
商品は価格表に追加して初めて商談で利用できるようになります。
価格表とは状況に応じて複数の価格体制を管理するためのものです。通常の価格、セール価格といった感じだと思います。
価格表への追加は商品の詳細ページから行います。
次のように追加したい価格表を選択します。
標準価格を見ながら実際の販売価格を入力します。標準価格フラグにチェックをつけると自動で標準価格の値がセットされます。
保存ボタンで価格表への追加が完了です。これで商品を商談などで利用する準備が整いました。
商談の流れ
商品の準備ができたところで、実際に商談作成の流れをやってみます。商談タブから作成するのでもいいですが、取引先の関連リストから作成すると、取引先の項目が自動セットされるので便利です。
次のように商談情報を入力します。「金額」項目と「確度」項目は別の値を条件に自動セットされるようになっています。
まず商談の基本情報が入力されました。
続いて商品情報を登録していきます。
次のように商談に関連する商品を選択します。
数量、販売価格、提供日...と情報を入力します。販売価格の欄には価格表の値が自動でセットされますが、ここで変更することも可能です。
これで商談に関連する商品の登録が完了しました。このように商品を追加すると数量と販売価格を計算して、商談の金額項目に値を自動でセットしてくれます。
価格表ですがもし複数存在している場合、商品関連リストの価格表選択ボタンから変更することができます。選択できるのは1つのみとなっています。
商談の見積り機能
続いて商談の見積り機能についてです。先ほど商品を直接追加しましたが、実際には金額の見積り作業が発生すると思います。これは見積りオブジェクトを使って管理することこができます。
こんな感じの情報を入力します。取引先責任者名ルックアップを入力すると住所情報が自動でセットされるといった機能もついています。
見積りの入力が終わったら、商談商品のときと同じように見積り対象の商品を追加します。
割引項目は%指定です。(20%割引という感じ)
見積りの商品を追加すると金額が自動で計算されて見積り項目にセットされます。
見積りにはPDF出力の機能もついています。
形式は固定ですが、顧客にメール送信したりなどの機能があります。
見積りに保存ボタンをクリックすると関連リストに登録されます。
見積り金額の承認などがおわり、本格的に商談を開始することになったら同期開始ボタンをクリックします。
同期処理が実行されると見積りの商品が商談側に反映されます。
商談側の商品の数量や価格を変更すると見積り側のレコードも変更されるようになっています。(同期処理では割引価格などは反映されないみたいです。)
以上が見積り機能をつかった商談作成の流れです。
おまけ
商談時にパートナー企業や競合他社がいる場合、それらの情報も管理できるようになっています。