データローダですが、コマンドラインからバッチモードで実行できます。(基本的にWindowsでのみサポートされています。)
フォルダ構成
ディレクトリの場所は任意ですが今回は『c:¥sfdc¥sample_batch』で進めます。
- bin -- batファイルなど
- conf -- 設定ファイルなど
- data -- CSVファイルなど
- log -- ログファイルの保管
- sdl -- マッピングファイル
confフォルダの準備
まずは設定ファイルを用意します。
config.properties
ログイン情報などの設定情報を記載。このファイルに記載すると全体に反映されます。
key.txt
パスワードの暗号化で使用するキー情報を記載します。キー情報は次の手順で生成します。
- コマンドプロンプトを起動
- データローダのbinフォルダに移動
- cd C:\Program Files\salesforce.com\Data Loader\bin
- 次のコマンドを実行 (mykeyの部分は任意の文字列)
- encrypt -g mykey
これで生成された文字列をkey.txtにセットします。
process-conf.xml
process-conf.xmlにはINSERTなどの処理情報を記載します。
パスワードの生成
パスワードはkey.txtのキー情報を使用して暗号化します。暗号化は次のコマンドで行います。
encrypt -e <sfdc password> C:\sfdc\dev_batch\conf\key.txt
これで生成されたパスワードを『sfdc.password』に指定します。(ユーザ名の方は暗号化不要です。)
sdlフォルダの準備
sdlフォルダには項目のマッピング情報を入力します。
dataフォルダの準備
dataフォルダにはINSERT処理などで利用するCSVファイルを用意します。
binフォルダの準備
binフォルダにはbatchファイルを格納します。ここから『config.properties』ファイルの処理を実行します。
バッチ処理の実行
これで処理実行の準備ができました。batファイルのあるディレクトリに移動してバッチを実行します。
正常に実行されると処理件数が表示されます。
処理実行後、logフォルダにcsvファイルが生成されます。エラー情報などはここで確認できます。
Salesforceの方でデータが登録されていることを確認できます。