データローダなどでSalesforceにデータを登録するときの話です。特定の取引先に紐付く取引先責任者を登録する場合、18桁のSalesforceIDをつかって取引先と紐付けて登録できますが、外部ID項目を用意することでより簡単に登録する仕組みを用意できます。
取引先と取引先責任者を例にした設定手順
1. 取引先に外部ID項目を用意
最初に外部ID項目を用意します。基本的には必須とユニークのオプションも追加しておきます。
外部IDオプションは項目の編集から設定できます。
用意した外部ID項目に値を登録します。
取引先には取引先番号という項目がありますが、外部IDやユニークオプションを追加できないので、今回のように別に項目を作成する必要があります。
2. データローダの準備
データローダはSalesforceの設定画面からダウンロードできます。
3. CSVデータを用意
取引先責任者情報が入ったCSVファイルを用意します。
データインポート
データローダを起動したらUPSERTを選択します。
登録対象のオブジェクトに取引先責任者を選択して、取込データの入ったCSVファイルを指定します。
今回の例ではすべて新規登録として行うので既存の取引先責任者のマッチング項目は特に指定せずに進みます。
取引先とのマッチング項目として取引先の外部ID項目を指定します。
CSVデータとSalesforce項目のマッピングを指定します。外部ID項目のマッピングはAccount.取引先コードというような表示の項目をドラッグ&ドロップで指定します。
最後にインポート結果を保存するパスを指定してFinishボタンで実行します。
これで特定の取引先と紐付く取引先責任者の登録されます。
以上が外部ID項目をつかったデータインポートの手順です。外部で用意されたデータを取り込むときは18桁のSalesforceIDを指定するよりも外部ID項目をつかった方法がわかりやすくて便利です。