個人取引先を有効化すると取引先オブジェクトに個人取引先用の項目が追加されます。API名がPersonとついているものがそうです。個人取引先用項目というと少し特殊な感じがしますが、取引先責任者の項目を取引先側で参照可能になるという感じです。
取引先と取引先責任者で重複するような項目はほとんどありませんが住所項目は別です。下記のようにそれぞれの項目が用意されています。
- 取引先: 住所 (請求先) ・・・BillingAddress
- 取引先責任者: 住所 (郵送先)・・・MailingAddress
個人取引先項目はPersonがついている方を優先したほうが良いと思うので、基本的にはMailingAddressの方に値をセットしていったほうが良いと思うのですが、取引先オブジェクトとして扱うのでBillingAddressにも値を保持しておいたほうが後々安心な気がします。
ということでこうした重複項目はApexトリガのBefore処理で値を自動セットしておくといいと思います。
何もしていないと片方の住所項目にしか値がセットされませんが・・・
トリガで処理を実装すれば、ユーザは特に意識することなく裏側で自動的に値がセットされるようになります。
使いみちがあるかちょっと怪しい気もしますがあとから必要になって対応するよりは導入時に対処しておいたほうが良い気がしました。