Quantcast
Channel: tyoshikawa1106のブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1436

SFDC:PardotとMarketoの比較メモ

$
0
0

PardotとMarketoの比較メモです。どっちが良い?と聞かれてSalesorce社の製品なのでPardotが良いです!と答えたのですがさすがにそれじゃあ通らないのでちゃんとPardotのメリットを考えてみたときのメモです。(あくまで個人的な見解なので導入検討時には営業の人に詳しく教えてもらってください。)


あと、このメモつくったあとにPardotのより具体的なメリットと特徴をSalesforce社の営業とのミーティングで教えてもらったのでその当たりはまた他の記事でまとめる予定。

Pardotのメリット

①導入時の初期設定がシンプル

  • Salesforceコンテクターの設定
  • テクニカル設定 (初期設定)
  • ユーザ/プロスペクト作成
  • メールテンプレート送信社リスト作成
  • 顧客にメール送信

↑ここまで行ったあとにシナリオつくって自動化とかMA的なことをやるための設定が必要になりますが、ひとまずこれだけでメール送信を開始できます。

②操作しやすい。

  • ユーザがやりたい施策を短期間で開始しやすい。
  • 設定作業時の負担が減る。

③Salesforceとの親和性が高い。

  • 2012年からSalesforceの製品
  • Sales Cloudとの連携強化が期待できる
  • SalesforceとPardotで双方向の同期が可能
  • 同期間隔は2から4分 (大量件数の一括更新の場合はもう少し時間が掛かる)
Pardotとマルケトを比較するときの考慮点

・マルケトはデータ連携も組織に合わせてある程度自由に設定できる。
・価格はPardotの方が少し安いが、価格での比較はあまり重要では無い。
・機能数だけで比較すると確実にマルケト。ただしPardotは機能数でマルケトに劣るが問題ないと思う。

■Pardotとマルケトの機能面での差について
①Pardotはリード、取引先責任者、商談としか連携できない。
・メール送信の自動可という意味では上記3つのオブジェクトと連携できればやりたいことはほぼ実現できる。カスタムオブジェクトの値を直接見に行くことはできないが数式などで参照は可能。(もしできなくてもApexトリガなどで値のコピーで対応できる)
②Pardotは「B to B」がターゲット
・C向け顧客をターゲットしているMAツールは「Marketing Cloud」と別製品になるが、メルマガ配信や通常のメール送信作業に関してはPardotで問題なく対応可能。(※個人取引先サポートされてる)
・マルケトのC向け機能のプッシュ通知をアプリに組み込むという点ではアプリ側の開発でカバーできるはず。
・SalesforceのC向けのMarketing CloudはメディアサービスやECサイトを運営しているような企業向けだと思う。

Pardot とマルケトの比較メモ

■費用
・Pardotの方が少し安価

■機能性
・マルケトの方が多機能
【補足】
・メール送信だけではなくプッシュ通知の機能がある。
・LiNEなど連携可能
・API連携もあり (PardotはPlusプランから)

■操作性
・Pardotの方がUIがわかりやすい

■Salesforceとの連携性
・基本同じぐらい
【補足】
・Pardotの場合は双方向の同期が可能
・Pardotの機能で用意されたEngagement HistoryをつかえばSales Cloudユーザに顧客のアクティビティログを活動履歴のような感じで表示できる。
・PardotとSalesforceデータのマッピングはメールアドレスではなくCRM ID。

■データ連携の拡張性
・マルケトの方が組織に合わせたカスタマイズが可能
【補足】
・Pardotは取引先責任者、リード、商談との連携のみ可能。
・マルケトはカスタムオブジェクトを含む好きなオブジェクトをデータ連携で使用できる
→※マルケトはデータ連携を行うためにDB設計が必要

■B to C対応
・マルケトは「B to C」もターゲットに含む
・Pardotは「B to B」がターゲット
【補足】
・Pardotでもメール送信は「B to C」顧客に対して問題なく使用できる
・マルケトが持つC向け機能をSalesforce製品で実現する場合はMarketing Cloudが対象製品。ただし価格は高め。

■サポート
・おそらくどちらも同じくらい
【補足】
・高いサポートを受けたい場合はプレミアサポートに入る (Pardotとマルケト両方あった)

■Salesforce との親和性
・Pardotの方が高い。
【補足】
・PardotはSalesforce社の製品なのでさすがに高いと思う。
・ただマルケトは他システムとの連携が協力なので基本的にはこの部分で困らないと思う。

■分析機能
・マルケトの方が充実している
【補足】
・Pardotのプランを「Plus」にするとB2B Marketing Analyticsが使えるようになってPardot側も少し良くなる。
・B2B Marketing AnalyticsはAnalytics Cloudの一部の機能を利用できるイメージ

■データのキー項目
Pardot = CRM ID
マルケト = メールアドレス
※Pardot もメールアドレスだったけど、変わったらしい。

■初期導入のしやすさ
・Pardotの方が導入時の初期設定の作業がシンプル
【補足】
・マルケトはカスタムオブジェクトを含む様々なデータとある程度自由に連携できる分、初期設定でDB設計等やることが多い。
・Pardotもリードや取引先責任者に項目追加したり、レイアウト追加したり、権限追加したりとかぐらいは発生する。

■営業ユーザに対しての利便性
・どちらもMAツールの項目をSalesforce上に表示できるので同じぐらいだと思う。

■Twitter で教えてもらった感想
【Pardotの良いところ】
・操作性良い。
・価格も気持ち安い
・SalesCloudとの連携も強化されていくと思う。
【マルケトの良いところ】
・シナリオ設計しやすかった。

Pardotの良いところがまとめられていた記事

たぶん唯一Pardotの方がおすすめ!ってまとめてくれていた記事です。

関連記事


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1436

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>