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Channel: tyoshikawa1106のブログ
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SFDC:Google Chrome 80へのアップデートと日時型項目の日付の表記ズレについて

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2月12日の午前中にSalesforceの利用者から作成日が未来日付になってると問い合わせがあり、そんなことはありえないですよ..と思いながら確認したところ、本当に未来日付の2月13日と表示されていました。ところが自分のアカウントで同じデータを確認したところ、正しい日付が表示されている状況となっていました。


これはちょっとおかしいと検証してみたところ、確認できた範囲で下記の現象が発生していました。

  • すべてが未来日付になっていたわけではなく一部のデータのみ。
  • Classicでは発生せず
  • キャッシュクリアやCookieクリアも効果なし
  • Salesforceへの再ログインやPCの再起動も効果なし
  • 他のPCでは再現せず (代理ログインで検証)


Lightning Experienceでは稀に挙動がおかしくなることがあるのですが、基本的には一時的な現象だったりするので、今回もそうかなと考えていました。


・・ですがこの現象についておそらくGoogle Chrome 80の影響の可能性がありますと情報を頂き、検証してみたところChrome 80にアップデート後に作成日の値がズレる現象が発生しました。


Chrome 80といえばCookie周りで仕様変更があったのが話題になっています。


Cookieに関係する開発は行っていなかったので気にしていなかったのですが、Salesforceの標準機能部分にも影響があるみたいです。
また、現時点で確認できたこととして、ズレて表示された作成日の値は、表示がおかしいだけで、システム側で保持されているデータは正しい日時が保持されていました。

  • 上記でも書きましたがClassicでは問題なし
  • Apexの値を取得した際にも正しい日付がセットされている
  • 日付のソートは本来の日付の値でソートされる


ということでおそらくこれによってApex処理に影響はでていないと思います。。


その他の部分では下記の確認ができました。

  • 発生項目 = 日時型の項目 (標準項目とカスタム項目の両方で発生を確認。日付型の場合は影響なし。)
  • 発生タイミング = 夜間の0時から1時までの時間帯の値がセットされた日時項目で発生。


Google Chome80のCookieまわりの仕様変更がどのようにSalesforceのLightning Experienceの日時型項目の値の表示ズレに影響しているかは不明ですが、日時項目の日付がおかしいと問い合わせを受けた場合はGoolge Chromeのバージョンを確認するのが良さそうです。

補足

下記ヘルプが公開されています。


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