Salesforce World Tour Tokyo 2023 - Day 1 を見に行きました。2023年は夏のイベントに続いて秋のイベントも開催してくれました。
Now Everyone's an Einstein〜データ+AI+CRM+信頼でこれからの時代をリードする企業へ
まずはKeynoteルームで基調講演。
今回は米国Salesforceのマーク・ベニオフCEOとパーカー・ハリスCTOが2人とも来て話をしてくれました。今回のメインの話はAIの話。
技術的な発表の話はパーカーハリスCTOから。
トレイルブレイザーコミュニティの話も。
Salesforce社のAI製品のポリシー。Einstein Trust Layerは、業務システム(Salesforce)の情報を安全にAIと連携させることができる仕組み。
AI製品でパワーアップするSalesforce製品の話。
Data Cloudでいろんなシステムに分散している顧客情報を一つにまとめて扱えるって感じの話。
顧客体験の革命。顧客と新しい形でつながるには。
この他お客様事例などの話もありました。基調講演はだいたいこんな感じ。
EXPO会場
基調講演のあとはEXPO会場へ。SalesforceブースでSalesforce社の人に製品のことを教えてもらいました。
MuleSoft
メモ
- Salesforceと他システムのAPI連携を管理できる製品(ざっくり)。
- Saasとの連携はMuleSoft Composerを使う。
- Saas以外(基幹システムとか)の連携はAnyPointを使う。
- ComposerとAnyPointは別ライセンス。
- 導入/運用にはパートーナー企業(専門家)に依頼した方が良いっぽい。
- MuleSoftのハンズオン動画がある。(Trailhead以外で公式サイトにある)
Sales Cloud
メモ
- メール機能がAIでパワーアップ
- Outlook連携
- LinkedInとも連携
- 新機能は2月ぐらいから使えるかも
- 取引先責任者インテリジェントはUnlimitedエディションから
- Sales CloudのWeb会議録画の機能はUnlimited + エディションから
Security
メモ
- Salesforce Backupとイベントモニタリングの話を教えてもらった。
- Backupは最近でた新製品。
- 契約してインストールで設定すれば使える。
- Backupのデータの補完先はAWSのS3。
- S3の環境はBackup製品についてくる。
- データ容量でライセンスが変わる (容量単位で契約100GB)。
- 添付ファイルは今のところサポートされない (将来できるようになるかも)。
- Backup処理の頻度は1日一回、朝8時。(決まったタイミング。将来変えられるようになるかも)
- 保持期間は特に制限なし。(容量課金の方で管理される)。
- Backupしたデータに復元する作業 =>リストアという用語。
- 復元作業はレコード単位。対象レコードの日時も確認できるのでそこから選択。
- バックアップするオブジェクトは1つずつ指定できる。
- 対象オブジェクトは自由に選択できるが容量課金なので意味ないものは外した方がよさそう。
- イベントモニタリングの30日間のログの方の話も聞いた。
- ログのダウンロードはEvent File Log Browserのサイトから。
- ボタンクリックでCSV形式でひとつずつダウンロード
- curlでダウンロードを自動化できる
- データローダでエクスポートしても、ログ自体は取得できない。ログのURLが含まれる。
- 細かい話でDailyのログとHourのログがあるが、DailyができるとHourの方は削除される。管理するならDailyが良さそう。
- 30日間のログはあとから見返すようというよりは障害発生時の調査目的の用途なので、バックアップするのはあまり適してなさそう。もう一種類の6ヶ月(リアルタイムイベントログ)の方がそういう用途。とはいえ取得できる内容は基本それぞれ異なる。
会場散策
Platform
メモ
- Salesforce Connectとフローの話を教えてもらった。
- Connectの方はMuleSoftとの違いが知りたくなった
- 今思えばMuleSoftはAPI管理でConnectは決まった連携処理が用意されてるって違いだった
- それはそれとしてConnectとMuleSoftを一緒に利用するシーンはあるみたい
- フローの方は新機能の話
- Transformは、今ある割り当ての機能のより高度なバージョン。まだベータ版
- フローのコールアウト処理結構よさそう。
- 裏側はApex。なのでコールアウトの制限とかは引き続きある。
- Apexの@futureといった非同期処理はフローでもできる
- 実行タイミングを1日前とかそういう指定ができるのはフローのメリット
- 新機能とかの話は実際に詳しい人(Salesforce社の人)に話してもらうと、そういう使い方ができるんだってイメージができてよかった。(自分でWebサイトでチェックするだけだとそういう話あったなぐらいで済ませちゃうことけっこうあったっぽい)
経営、IT、事業部が共に取り組むデータドリブン経営 〜 AI×営業が共創する新時代の営業組織づくり 〜
Sales Cloud利用企業の最大規模のお客様事例ということでNTTの方の話が聞けました。
同じNTTグループ内でもそれぞれの会社で文化が違ったりしたので事業統合の際に大変だった話、Salesforceの情報で業務背景等の把握や認識合わせをした話、300人規模の大きなプロジェクトになった話という感じの話が聞けた面白かったです。あとは最後にお客様事例セッションにあるいつもの今後将来Salesforceでできるようになるかもしれないデモを見れました。
AI & Data基調講演~対話型AIとデータ戦略に企業が投資するべき理由
マーク&パーカーの朝の基調講演でも話のあったAI製品のより詳細な話が聞ける基調講演セッション。
EXPO会場
請求、入金まわりのサービスを提供しているStripeのブースがあったので行ってみました。Salesforc連携のAppExchangeアプリがあるみたいです。資料とノベルティいただきました。
Commerce CloudとSales Cloudの製品に対して連携できるみたいです。
その後はシアターセッションとか。
別所哲也氏と考察〜AIと共創する地域社会づくり
Day 1 最後となるスペシャルセッション。
AIと街づくり的な感じで農業、観光、交通の事例としていろいろ話が聞けました。
さいごにスペシャルゲストで一青窈さん。
18:00 〜
ご飯と🍺いただきました。
あと、Salesforceブースもまだ話が聞けるみたいだったのでAccount Engagementのブースに行ってみました。MAツールは自分でバリバリ使うことはなさそうですが、新機能まわりの情報を知っておいた方が良いかなという感じで言ってみました。
Salesforce World Tour Tokyo 2023 Day 1はこんな感じ。マークとパーカーが見れてよかったです。