あまり自分で有効化することがなくて忘れることが多かったのでちょっとメモ。Sandbox環境は全部で4種類用意されています。
Sandbox環境の種類
- Developer Sandbox (開発者 Sandbox)
- Developer Pro Sandbox (開発者 Pro Sandbox)
- Partial Copy Sandbox(部分コピー Sandbox)
- Full Sandbox
Sandbox環境の概要
Developer Sandbox (開発者 Sandbox)
開発用Sandbox環境。1人の開発者が利用することを想定した環境ですが複数人でログイン可能。
覚えておくこと
- 更新間隔 : 1 日
- ストレージ制限 : 200 MB
- コピーされる内容 : メタデータのみ
- Sandbox テンプレート : 利用不可
Developer Pro Sandbox (開発者 Pro Sandbox)
開発用Sandbox環境。Developer Sandboxよりもデータストレージが大きい。たぶん開発者が普段利用するSandbox環境。
データの読み込みやインテグレーションテスト、ユーザトレーニングなどでも利用します。
覚えておくこと
- 更新間隔 : 1 日
- ストレージ制限 : 1 GB
- コピーされる内容 : メタデータのみ
- Sandbox テンプレート : 利用不可
Partial Copy Sandbox(部分コピー Sandbox)
本番環境と同じメタデータと一部のサンプルデータが用意される環境。サンプルデータはSandboxテンプレートで用意されたものとなります。
開発、テスト、トレーニングのほぼすべての用途に使用できます。Partial Copy Sandbox が適さない唯一のタスクは、パフォーマンスおよび負荷の完全なテストです。
開発完了後の動作チェックで利用することが多いと思います。
覚えておくこと
- 更新間隔 : 5 日
- ストレージ制限 : 5 GB
- コピーされる内容 : メタデータとサンプルデータ
- Sandbox テンプレート : 必須
Full Sandbox
本番環境と同じ状況を用意できる環境です。パフォーマンスおよび負荷の完全なテストをはじめ、開発、テスト、トレーニングのあらゆる用途に使用できます。
Sandbox テンプレートを適用し、Sandbox にテストやその他のタスクに必要なレコードのみが含まれるようにできます。
覚えておくこと
- 更新間隔 : 29 日
- ストレージ制限 : 本番環境と同じ
- コピーされる内容 : メタデータとすべてのデータ
- Sandbox テンプレート : 使用可能
まとめ
SalesforceのSandbox環境は上記の4種類です。開発を行う場合は基本、Developer Pro Sandbox環境を利用することになると思います。
環境作成時に本番データと同じようなサンプルデータを用意できるのはPartial Copy Sandbox(部分コピー Sandbox)とFullSandbox環境だけです。
1日、1回更新したい場合 → Developer Sandbox / Developer Pro Sandbox
5日に1回更新したい場合 → Partial Copy Sandbox
約1ヶ月(29日)に1回更新したい場合 → FullSandbox