Lightning Experienceの編集ページ機能を試してみました。この機能はパイロット版の機能となっています。(Winter'16で確認しています)
使用方法
この編集機能は設定の『Lightning アプリケーションビルダー』で有効化できます。
編集ページリンクは詳細ページを表示しているときのみ表示されます。ホーム画面やリストビュー画面では表示できませんでした。
詳細ページの場合
ホーム画面の場合
リストビュー画面の場合
カスタマイズについて
ヘッダーやセールスパスも含むすべてのコンポーネントの表示/非表示を切り替えることができました。対象をクリックすると右側の部分で細かい設定が行えます。(ページレイアウトの割り当てやセールスパスの設定など)
ヘッダーを選択
セールスパスを選択
タブセットを選択
活動を選択
関連リストを選択
ページレイアウトの割り当てを試してみたところ、別タブでオブジェクトマネージャのページが表示されました。
レイアウトの編集も同様です。関連リストの表示設定もここから行うみたいです。
表示コンポーネントの追加
基本的にはAppBuilderと同じで左側のメニューから標準/カスタムコンポーネントを追加することができます。試しに最近参照したレコードを追加してみました。右側の設定から表示対象のオブジェクトやレコードの表示件数など細かいカスタマイズが可能になっています。
変更を反映するには有効化する必要がありました。有効化時に対象のページを指定できるみたいです。
変更後にレコードページを見てみると最近参照したレコードが追加されていました。
Visualforceページも追加することができます。Visualforceの場合は配置後に対象ページを選択リストから指定するようになっていました。また表示時の高さは固定値にする必要があるみたいです。
配置後、問題なく表示されました。JavaScriptをつかった検索機能もきちんと動作してくれました。ページ遷移の処理はどうなるかなと思ったのですが、ページ全体がきちんと切り替わりました。
Lightning ComponentもVisualforceと同じようにドラッグ&ドロップで配置して使用できます。Lightning Componentの場合、右側の設定メニューでカスタマイズするにはDesignファイルを用意する必要があります。
配置後はこんな感じに表示されます。検索機能やリンク機能などChart.jsのアニメーションなども問題なく動作しました。
このAppBuilderを使った編集ページ機能によりLightning Componentが活躍する場面が少しずつ増えてきた感じです。現時点ではホームページのカスタマイズが出来なかったのが残念ですが、まだパイロット版なので今後利用できる場所が増えていくんじゃないかなと思います。
ちなみに今回試したのは商談レコードになりますが、取引先など他のオブジェクトでも利用できました。(Chatterフィードの画面ではまだ利用できませんでした。)