LEXで商談レポートを作成するときの流れです。
画面右上の新規レポートボタンをクリック
レポートタイプを選択
表示する項目や条件を指定
レポートを保存
レポートを実行
こんな感じです。
追記
商談でフェーズ毎に絞り込みをしたい場合は専用の条件指定欄が用意されています。
他にはこんなレポートも作成できます。
LEXで商談レポートを作成するときの流れです。
こんな感じです。
商談でフェーズ毎に絞り込みをしたい場合は専用の条件指定欄が用意されています。
他にはこんなレポートも作成できます。
LEXで商談ダッシュボードを作成するときの流れです。
最後にSaveボタンをクリックしてダッシュボード作成完了です。
他にもいろいろなグラフが用意されています。
Marketing Cloudの基本についてTrailheadで公開されていたのでやってみました。日本語訳もされています。
下記の内容を学習できます。
Studio | マーケティング手法 |
Email Studio | 大規模なカスタマイズされたメールマーケティングで 1 対 1 カスタマージャーニーを作成する。 |
Mobile Studio | どこでも SMS および MMS で顧客とつながる。 |
Social Studio | ソーシャルメディアの顧客の会話を観察、公開、エンゲージ、および分析する。 |
Advertising Studio | 大規模な広告キャンペーンを管理および最適化する。 |
Web Studio | カスタマイズした Web サイトおよびランディングページを作成し、訪問者の行動を追跡する。 |
Builder | マーケティング手法 |
Journey Builder | メール、モバイル、広告、Web サイト、およびモノのインターネット (IoT) を通じたカスタマージャーニーを作成および自動化する。 |
Audience Builder | あらゆるソースからの情報を使用して顧客ごとの 1 つの人物像を作成する。そこから、カスタマージャーニーにおける対象利用者およびセグメントを作成する。 |
Personalization Builder | 行動およびエンゲージメントに基づいて、すべての顧客にカスタマイズされたコンテンツおよびメッセージを自動化する。 |
Content Builder | マーケティングアセットのすべてを一元管理する。会社全体でコンテンツを共有および承認する。 |
Analytics Builder | リアルタイム分析を使用してカスタマージャーニーごとに最適化する。それにより、瞬時に応答し、アクションを実行する。 |
Marketing Cloud Connect | Marketing Cloud、Sales Cloud、および Service Cloud 間のエンゲージメントを作成する。顧客が会社のどの部署とやりとりしても、ジャーニーおよびメッセージをトリガする。 |
Marketing Cloud を最大限に活用するには、適切なパートナーを見つけることが重要です。Marketing Cloud サービスはマーケティングチームの外部部署と見なせます。Marketing Cloud の実装と管理の支援を受けるには、次の方法があります。
TrailheadのSalesforce Career Exploration for Studentsをやってみました。
Salesforce Career Exploration for Students | Salesforce Trailhead
学生向けのSalesforce社でキャリアを構築していくには..という感じの内容でした。(米国のSalesforce社の話です。)Salesforce社の会社紹介からはじまり、どういう人材を必要としているかについてやインターンを受けるときに意識することなどが紹介されています。技術的な話ではありませんがなかなかおもしろかったです。
DE組織のサインアップ手順も紹介されていて実際に製品を試してみてくださいとなっていました。
Salesforce社で働く人達からのメッセージも載っていました。
Trailheadで学生向けにメッセージを送っているのが面白かったです。
検証用などでカスタマーユーザとして有効化した取引先責任者ですが、不要になって削除しようとすると次のエラーが発生すると思います。
削除を試みたテストは、次のポータルユーザに関連しているために削除できませんでした。 次のテーブルが空の場合は、削除が制限されているレコードにアクセスできないことが原因です。
削除するには次の手順が必要です。
まずはユーザを無効化します。
次に取引先責任者の外部ユーザの管理からカスタマーユーザの無効化を行います。
上記2つの設定を行えばカスタマーユーザとして有効化した取引先責任者を削除することができます。この手順はSalesforceのヘルプで紹介されています。
取引先責任者を削除するとユーザの取引先責任者の値はクリアされます。
Lightning Experienceや外部データソースまわりの設定をさわっているとホームタブが非表示になってしまう現象に遭遇することがあります。
この現象...解決方法あるのかなと思っていたのですが、こうやれば大丈夫と教えてもらいました。プロファイル設定のタブの設定セクションにある『各ユーザの「マイディスプレイのカスタマイズ」に変更を反映させる』チェックボックスにチェックをつけて更新すればいいみたいです。
これでホームタブを復活させることができました。
解決したあとですが、ふと海外ではこういう問題に遭遇していないのかなと検索してみたところ、Discussion Forumに上がっていました。
日本だけで発生する現象というわけではないみたいです。とりあえず解決方法がわかって良かったです。
12月13日と14日の2日間で開催されたSalesforce World Tour Tokyo 2016に参加しました。初日はプリンスパークタワーで開催されました。
いつもはSaasyとChattyの二組が会場を歩いていましたが、今年はAstro,Cody,Einsteinが参加していました。(そういえばChattyいなかった...)
基調講演では顧客の事例紹介やLightning, IOT Cloud, Einsteinについての話がありました。Salesforce1を企業ブランドに合わせてカスタマイズできるMy Salesforce1アプリの話も興味深かったです。また日立製作所やソニーマーケティングなど新しいお客様事例動画も公開されました。
基調講演の後はCloud Expoを見に行きました。Salesforceブースとパートナーブースで盛り上がっていました。
Salesforceブースの方ではApp Cloud, Community Cloud, Service Cloudのブースなどで話を聞くことができました。まだ余り日本で情報の無いFinancial Service Cloudのブースもありました。
App CloudのブースではApp CloudとEinsteinの組み合わせについて聞いてみました。基調講演でリードスコアなど標準オブジェクトとEinsteinの組み合わせについて紹介されていたので、ブースではカスタムオブジェクトとの組み合わせについて聞きました。現状はカスタムオブジェクトとの連携機能はありませんが、将来的にできるようなる予定だそうです。(来年ぐらいには利用できるようになるかも)
Community Cloudのブースではちょっと悩んでいたCommunityの設定について聞いてみました。無事に解決してもらえて助かりました。
Financial Service Cloudのブースのブースではどのような機能があるかデモを見せてもらうことができました。個人取引先を利用した顧客の管理や金融向けに便利なカスタムオブジェクトが用意されています。デモを見せてもらいましたがLightning Experience向けになっていました。まだ日本では情報の少ないFinancial Service Cloudですが、今後ドキュメントなども充実していくみたいです。
Commerce Cloudのブースも行ってみました。名前ぐらいしか把握していなくて何ができるのかなと話を聞いたのですが、販売サイトを作れるサービスとのことです。自分でサーバを用意したりユーザ管理の仕組みを開発したりせずにサイトを準備できるみたいで便利そうでした。Community CloudやForce.comサイトのようにApexで開発する必要もないそうです。(Salesforceとは独立している感じだと思います。)
パートナーブースにもいろいろな企業のブースが出店していました。
ブースに行くとパンフレットが貰えるのイベント後に社内で共有する際に助かります。
NJCさんではG Siteの活用例を聞くことができました。HangoutやChrome book for Messageをつかってテレビ会議の仕組みを用意できるみたいです。GoogleドライブにアップロードしてあるファイルはSalesforceのFile Connect機能を利用することでSalesforce側からアクセスできるようになります。File Connectを実際に活用しているところを見れる機会はなかなか無いので参考になりました。
アピリオさんではCommunity Cloudの導入ノウハウがありますという話を聞くことができました。B2C向けでセキュリティ面でも注意が必要なCommunity Cloudに詳しい会社は多くないと思いますので社内で導入したいときにお願いできそうでした。
パソナテキーラさんではSalesforceの定着化支援や保守対応、機能追加のサポートを行っている話を聞けました。このあたりで困ったときにお願いできそうでした。
サンブリッジさんでは名刺管理サービスについて話を聞くことができました。顧客やパートナー企業の方と連絡先を交換した後セールスフォースの取引先と取引先責任者に登録しておくと非常に便利になります。ですがすべてを手入力していくと時間がかかってしまうのでなかなか難しいところがあります。名刺管理サービスを導入するとスキャンするだけでセールスフォースに登録することができます。
登録の流れはざっくり書きますがこんな感じに登録できるみたいです。
取引先にレコードタイプが複数あっても選択できるようになっていました。組織の作りに合わせて追加開発も別途お願いできるそうです。AppExchangeからインストールして終わりではなくその後のカスタマイズのサポートの相談にのってもらえるのはすごく助かると思います。
自分では見に行ってなかったのですがPhone Appliさんでも名刺管理のサービスを行っているみたいで、チームスピリットさんの勤怠管理アプリとの連携もできたりするそうです。(イベントの後にブースに行った人の話を聞きました。)
チームスピリットとPhone Appli、Web電話帳の活用で企業のコミュニケーションを促進する新サービスを発表 | チームスピリット
今までCloud Expoのパートナーブースをきちん見てまわることはあまりなかったのですが、参考になる情報がたくさんあったので行ってみて良かったです。
Cloud Expoでは他にもハンズ・オンやスタンプラリー、ミニセッションなどが行われていました。このあたりも楽しかったです。
Saasyとゆかいな仲間たちにも会うことができました。
他にもスペシャルセッションがあったりして楽しかったです。
Salesforce World Tour Tokyoの初日はこんな感じでした。
12月13日と14日の2日間で開催されたSalesforce World Tour Tokyo 2016に参加しました。2日目は開発者向けセッションのある虎ノ門ヒルズの方に参加しました。
まずはEinstein Keynoteから。画像認識のデモなど見ることができました。
次のDeveloper Keynoteでは話題になっていたSalesforce DXについて聞くことができました。HerokuコマンドをつかってSalesforce組織を作成したりできるみたいです。また一時的に利用できる検証用組織をつくれるようになるみたいです。
セッションの詳細は後日資料や動画が公開されると思います。
午前中のセッションが終わった後はDeveloper Forestに行きました。個人的に一番楽しみにしていた開発者向けのコーナーです。
Developer ForestではMiniHackのコーナーから行きました。全7問用意されていて3問終わらせるとTrailBlazersのパーカーをもらうことができます。
5問終わらせたので無事にパーカーを貰うことができました。
Developer Forestではスタンプラリーも参加しました。いくつかあるブースに行って3個以上集めるとTシャツを貰えます。
SalesforceブースではForce.comやHerokuの話を聞けるようになっていました。
Developer ForestにはAsk the Expertsのブースも用意されています。ここではセールスフォースのR&Dやサポート部門のエキスパートに直接相談に乗ってもらうことができます。今回は事前予約無しで話を聞いてもらうことができるようになっていました。
Community Cloudまわりで悩んでいるところがあったのでいろいろと話を聞いてみました。聞いてみたのは下記の3つです。
Q. 社内ユーザがChatterで@メンションするときにコミュニティユーザも表示されるのですが、表示されないように設定することはできますか?
A. そこのフィルタリング機能は現在ありませんがアクセス権限の無いユーザは表示されないようになっています。
Q. Community Cloudでは標準のエラーページをVisualforceエラーページに差し替えることができますが、標準のレコード詳細ページを表示させないように設定することはできますか?
A. コミュニティの設定としては用意されていませんが、標準ページはVisualforceページで上書きできるのでそれで対応可能です。その場合、社内ユーザ側もVisualforceページが表示されてしまうので切り替えの判定処理を用意するなどの対応が必要です。
あと1つ相談したのですが、詳細を思い出せないので省略します。基本的に突然行って質問するので調べる時間が無いという無茶振りな感じになってしまいましたが、知りたかったことを教えてもらうことができました。
自分で調査したときにたぶんこうだろうなと思っていたことをセールスフォースエキスパートの人にそうなりますと言ってもらえたりして安心できました。次回のイベントでもこういったブースがあってほしいです。
今回ちょっとおもしろかったのがトレーニング&認定資格のブースで取得した認定資格のバッジを貰えたことです。なかなかいい感じのバッジになっていました。
午後のセッションもSalesforce DXとかISV開発者のセッションがおもしろかったです。詳細は資料や動画が公開されてから実際に見てみるのがオススメです。
イベントの最後にCommunity Happy Hourがあったのですがその際に5分間のLTも参加させてもらいました。
"Salesforceの導入で押さえておきたいポイント"@tyoshikawa1106さんも東京代表です!#salesforcedevjp#SWTT_HHpic.twitter.com/e5B9Jux5is
— SalesforceDevelopers (@SalesforceDevJP) 2016年12月14日
そのときのスライドはこちら。5分間しか無い中でちょっと詰め込み過ぎましたがギリギリ話しきれたので良かったです。もう少し詳細な内容を別途ブログにまとめようかなと思っています。
Salesforce World Tour Tokyoですが海外のセールスフォース社の人も来日して参加されていました。Developer Forestでお会いして少しお話することができました。「日本のSalesforce MVPは今5人ぐらいだけどもっと増やしたいんだ。オススメの人がいたらNominationサイトで登録してくれると嬉しいな。」という話や「来年もTrailheaDXのイベントを開催する予定だよ。」というお話を聞くことができました。
Salesforceの開発者コミュニティに参加すると普段話す機会の無い海外の人たちとも交流ができて素敵だと思います。このあと Tokyo Salesforce Developer Groupの人たちとも盛り上がっていました。
ちなみに来年開催されるTrailHeaDXについての詳細はこちら。
Calling all @SalesforceDevs 2 join us 4 #TrailheaDX 2017. Reserve your place now! https://t.co/ROKkG0g3a9@SalesforceDevs@SalesforceDevJP
— kavindrapatel (@kavindrapatel) 2016年12月15日
Salesforce World Tour Tokyo 2016とても楽しい2日間でしたので来年もまた参加できたらいいなと思いました。
SalesforceのChatterでは @ を宣言することで特定のユーザにメンションを行うことができます。ユーザに通知したいときに便利な機能ですが組織のユーザ数が増えて同姓同名の人が出てくるとどちらを選べばいいかわからなくなると思います。
ユーザの画像で判断するといった解決方法もありますが、コミュニティユーザの場合など写真を設定するのが難しいケースもあります。
この問題の解決方法ですがユーザの役職項目を利用することで解決できると思います。
役職項目に値を登録するとメンション時に名前と一緒に表示されるようになります。
ユーザ一覧にも表示されるので組織の体制が一目で確認できるようにもなります。
役職はコミュニティユーザにも設定できたと思います。ある程度自由に入力できるので一意になる情報を登録してわかるようにするなどの利用も可能だと思います。
ユーザの役職項目にはこんなメリットもあるので活用するとより便利になると思います。
セールスフォースでは取引先と取引先責任者のオブジェクトをつかって顧客を管理できます。基本的には取引先の企業と担当者を登録して利用される想定のオブジェクトですが、B2C向けで顧客を登録するときは企業情報は登録しないことが多いと思います。
企業情報は不要な場合でも取引先責任者を登録する際には取引先が必須になりますので、顧客名を入力した取引先情報を作成する形になると思います。
このような運用を行う場合に運用開始前にやっておきたい設定があります。レコードタイプの設定です。
B2C向けの事業を行っている企業でも、他の会社と取引がないということはおそらくないと思います。例えば次のような例が考えられます。
こんな感じでいろいろな企業との取引があると思います。レコードタイプで種別を分けることで、こうした企業の連絡先を取引先と取引先責任者に登録して管理できるようになります。
レコードタイプを分けないとビューやレポートで情報が混ざってしまい適切な管理ができなくなりますが、例えば「個人/法人」という感じで分けたりすることで、どちらの情報も適切に管理できると思います。
既に運用が始まっている組織で後から上記の法人情報も登録したくなったが、開発部分にどんな影響がでるか分からなくて対応できない...という状況もあると思います。その場合はレコードタイプのデフォルト設定を利用することで解決できると思います。
デフォルトのレコードタイプを設定しておけば未指定の場合に自動でそのレコードタイプが設定されます。これにより既存のApex処理に影響がなくレコードタイプの仕組みを追加することができます。
もちろん思わぬ影響がでてくることも考えられるのでいきなり本番環境に追加するのではなく、Sandbox環境で検証が必要になります。検証時にはテストクラスをつかって今まで動いていた部分が動かなくなっていないかの確認ができると思います。
運用開始後に追加するにはかなりの労力が必要になるので、運用開始前に検討しておくのが一番いいと思います。ちなみにセールスフォースにはB2C向けの顧客情報を登録するために、個人取引先の機能が用意されています。取引先と取引先責任者をひとつにまとめることができる機能でデータ登録がシンプルになります。
有効化にはセールスフォースのサポートチームに連絡が必要なのと有効化後に無効化ができないなどのルールもあるのでよく検討してから有効化する必要があります。
必要に応じて検討しておくとセールスフォースをより活用しやすくなると思います。
個人取引先の機能を有効化するにはセールスフォースのサポートに連絡して有効化してもらう必要があります。サポートへの連絡はヘルプ&トレーニングから行うことができます。
ヘルプ&トレーニングのリンクをクリックすると次のような感じの画面が表示されると思います。
Developer Edtionの組織の場合は表示されないのですが、通常の組織の場合はこの中に「お問い合わせ」というメニューが表示されるようになっています。
お問い合わせを選択すると「ヘルプファインダ」というページが表示されます。ページが表示されたらまずはトピックを選択します。いくつか候補が表示されているので、その中にある「Sales Cloud」を選択します。
トピックを選択後、カテゴリを選択する画面が表示されます。その中に「取引先 / 取引先責任者 / 個人取引先」のカテゴリがあるのでそちらを選択します。
ここで質問を選べるページが表示されます。質問や検索ボックスの後にお問い合わせフォームのリンクが用意されています。そちらを選択すると入力フォームが表示されるので後は「件名」や「詳細」の欄に個人取引先を有効化したいことを記載して送信します。送信後、しばらくするとサポートチームの担当者からメールが届き有効化設定を進めて貰えます。
詳細の欄には組織IDも記載しておいた方がスムーズに進むと思います。(有効化組織を間違えいないかの確認に使われます)
入力フォームでは本番/Sandboxの選択ができます。検証のときはSandbox環境を選んで進めます。ログインアクセス権の付与やエラーメッセージ、再現手順と影響範囲の項目は入力不要です。重要度の項目も「中 レベル4」から変更しなくて問題ありません。(その他初期値が入っている項目も変更不要です。)
サポート担当者とのやりとりが始まるとまずは有効化のために必要な設定の案内が届きます。個人取引先の有効化には下記の事前準備が必要になります。
この部分の詳細はヘルプに記載があります。
事前準備が正しく設定できていれば個人取引先が有効化されます。有効化後は個人取引先の設定が追加されます。
個人取引先を有効化すると専用のレコードタイプが組織に追加されます。レコードタイプの割り当て設定をプロファイルで行うことでユーザが個人取引先を利用できるようになります。
個人取引先が有効化されるとき既存のデータのレコードタイプを上書きするなどはありません。既存のデータに影響をあたえることなく有効化できます。
以上が個人取引先の有効化の流れです。ヘルプのお問い合わせフォームまで辿り着いたらあとはサポートの方が丁寧に対応してくれると思います。有効化後はApexやワークフローなどで影響がでてないかの確認が必要です。また既存のデータはデータローダなどで変換する必要があります。(標準の編集ページでは変更不可でした。)
個人取引先機能を有効化すると取引先項目に取引先責任者の項目が追加されます。
そのため、Apex側では『new Account()』とするだけで取引先責任者の項目を利用することが可能です。
Visualforceページ側でapex:inputFieldをつかった入力フォームを作成することもできます。
apex:inputFieldを使うときですが個人取引先の姓と名の項目は入力欄を表示できないので注意が必要です。(そのほかの項目は問題なく表示できるみたいです。)
上記の仕様となっているため、姓と名はapex:inputTextで対応する必要があります。ただ、姓と名はテキスト項目なのでinputFieldでなくてもそれほど困らないと思います。(※必要な場合はnew Contact変数を用意する方法でも対応できると思います。)
また個人取引先のレコードタイプをセットしてinsertをする際に、取引先名項目に値が存在しているとExceptionエラーとなります。
個人取引先以外のレコードタイプの場合は問題なく保存処理を実行できます。
ちなみに個人取引先以外のレコードタイプで個人取引先項目に値をセットして保存処理を行うとエラーとなります。
日本語エラーメッセージも対応していました。
取引先の項目を動的にすべて表示している機能の場合は個人取引先有効化時に影響があるかもしれませんが、基本的には既存の登録機能に影響なく有効化することができそうです。
個人取引先を有効化した後、既存の法人取引先データを個人取引先データに変換するには自分で変換作業を行う必要があります。また個人取引先としてデータ登録した後、法人取引先に変換することもできるようになっているみたいです。
まず個人取引先を法人取引先に変換するのを試してみました。用意したデータはこんな感じ。
ヘルプによるとデータローダでレコードタイプを更新すればいいみたいです。今回は開発者コンソールからApexを実行して試してみます。
// 法人取引先のレコードタイプ取得 RecordType recordType = [SELECT Id FROM RecordType WHERE DeveloperName = 'Corporation' AND SObjectType = 'Account' LIMIT 1]; // 変換したい個人取引先データを取得 Account personAccount = [SELECT Id FROM Account WHERE Id = '001p000000KYtZ4' LIMIT 1]; // 法人取引先のレコードタイプをセット personAccount.RecordTypeId = recordType.Id; // 更新 update personAccount;
実行結果は次のとおりです。無事に法人取引先に変換できました。取引先責任者のデータも登録されています。
ここで1つ注意点です。変換後に取引先と取引先責任者に分割されますが、取引先責任者のレコードタイプはセットされませんでした。個人→法人に変換する場合は取引先責任者のレコードタイプセット対応も必要になるみたいです。
それでは法人取引先から個人取引先に変換する場合です。こちらもレコードタイプを更新するだけで対応できるはずです。
// 個人取引先のレコードタイプ取得 RecordType recordType = [SELECT Id FROM RecordType WHERE DeveloperName = 'PersonAccount' AND SObjectType = 'Account' LIMIT 1]; // 変換したい法人取引先データを取得 Account account = [SELECT Id FROM Account WHERE Id = '001p000000KYtZ4' LIMIT 1]; // 個人取引先のレコードタイプをセット account.RecordTypeId = recordType.Id; // 更新 update account;
変換前の取引先責任者に手動で値をセットしました。(Title項目とMobile項目です)
上記の変換処理を実行したところ、手動でセットされた値も含めて個人取引先に変換されました。
このようにレコードタイプを変更するだけで個人取引先と法人取引先のデータ変換が可能となっていました。あとはApexトリガやワークフロールールが実行されるかを確認しておくと良さそうです。法人→個人→法人と変換した場合会社名は保持されないことも覚えておくと良いと思います。
今までにあったWebセミナーの一覧がまとめられたヘルプが公開されています。
- 過去のウェブセミナー一覧 -
https://help.salesforce.com/articleView?id=Webinar---List&language=ja&type=1
Salesforce World Tour Tokyo 2016の講演資料ダウンロードページが公開されました。
当日見に行けなかったセッション動画をいくつか見てみたのですが、ひとまず下記セッションがおもしろかったです。
Salesforceの便利機能だけでなく、Salesforceを利用するメリットや特徴などの解説があるので他の人にSalesforceについて説明する必要がでてきたときに参考になりそうでした。
Trailheadを見ながらLightning Actionを試してみました。
Lightning Alternatives to JavaScript Buttons | Salesforce Trailhead
簡単に試せるようにパッケージが公開されています。
https://login.salesforce.com/packaging/installPackage.apexp?p0=04to0000000Ck0L
内容はこんな感じ。
インストールしたLightning Componentに下記を追加します。
implements="flexipage:availableForAllPageTypes,force:hasRecordId,force:lightningQuickAction" >
新規アクションを作成します。
ページレイアウトに追加します。Lightning Componentの場合はQuick Actionsではなく、Salesforce1&Lightning Actionsの方に格納されています。
これでLightning Actionの追加が完了しました。
implementsの追加を忘れないこととページレイアウトの追加方法のところを勘違いしなければ簡単に試すことができました。
非公開レコードを他ユーザと共有する場合は共有ルールなどの仕組みがありますが、コミュニティユーザの場合は共有セットというしくみが用意されています。カスタマーポータル設定からアクセスできます。
共有設定を新規作成するとラベルとAPI名の入力欄が表示され、対象のプロファイルを選択できます。
上記設定後に対象オブジェクトを選択します。
設定リンクをクリックするとケースのアクセスマッピングを設定できます。
こんな感じです。
コミュニティには評価機能が用意されています。コミュニティの管理画面から有効化することで利用できます。
有効化後は評価レベルとポイントの閾値を設定できるようになります。
評価ポイント上昇の条件も細かく設定可能です。
詳細はこちら。
AppLauncherからPricebook(価格表)を選択します。
Newボタンで新規作成できます。
必要事項を入力して保存します。
詳細ページはこんな感じ。
RELATEDタブから商品の追加を行います。
価格表の名前は編集ボタンで後から変更することもできます。
商品の追加では商品名と通貨を選択できます。
Nextボタンで価格を入力できる画面が表示されます。
これで商品の追加が完了です。
同じように操作して複数の商品を登録できます。
詳細はこちら。
trailhead.salesforce.com
Lightning Experienceと見積り機能についてです。見積り機能を利用するには有効化する必要があります。
見積りは商談の関連情報から作成できます。
必要事項を入力して見積りを登録します。
登録後の詳細ページはこんな感じ。
関連情報から商品を追加できます。
価格表の指定なども行うことができます。
商品や金額の入力はこんな感じです。
見積りデータ登録後にPDF出力することも可能です。
PDFはこんな感じ。
Save to PDFボタンもありますが、試した時には下記エラーとなりました。
Error saving PDF to quote. Please try again.
Stat syncボタンをクリックすると商談側に見積りの情報が反映されます。
詳細はこちら。