レポートを作成する際にレポート名の指定で注意することについてです。
Salesforceのレポートにはエクスポートという便利な機能が用意されています。
エクスポート機能を利用することでレポートページの表部分をそのままの形でEXCEL出力することが可能となっています。
出力されるEXCELのファイル名ですが自動生成された名称がセットされるのですが、記号がある場合はその記号がファイル名に含まれるようです。
Salesforce側では特に指定不可の記号はありませんがEXCELファイル名側には使用不可の記号があります、
Salesforceレポート
EXCEL側の禁止記号
上記のとおりレポート名を入力する際に [ ] のような記号を使ってしまうと、出力したEXCELファイルを開く際に「不正なファイル名によるエラー」が発生します。ファイルを開けないという現象はユーザに混乱させてしまうのと管理者側も原因判断に一瞬悩む状況となると思います。
ファイル名を変更してもらうことで解決はしますが、エクスポート後に毎回ユーザにファイル名を変更してもらうのは作業負担となってしまいますので、基本的にはEXCEL側の禁止記号の利用は避けたほうがいいと思います。
ちなみにこの現象はWindowsOSの環境で発生します。MacOS環境のEXCELの場合ですが、禁止記号がファイル名に指定されていてもファイルを開くタイミングで一時的に自動変換される仕組みとなっているみたいです。(WindowsでもOfficeやOSのバージョンによっては発生しないケースがあるかもしれません。)
レポート作成するシステム管理者はEXCELエクスポートを試すことはあまり無いことにあわせて、EXCEL出力してもMacOSの環境で作業していることで再現しなかったということになり、発生に気づきにくい箇所となっていますので、禁止記号はレポート名に使わないなどルール化するなど注意しておくと良いと思います。
おまけ
レポートをEXCEL出力する際ですが通貨型などを出力した際にJPYなどが表示される形式となったりすると思います。これについてはセルの書式設定で解決できます。
EXCEL出力後に作業が発生する形となりますが、これぐらいなら特に問題にならずに作業できると思います。