Salesforce Blogで『Salesforce が選ばれる理由 – その価値とは?』という記事が公開されていました。Salesforceにはどのようなメリットがあるのか正しく理解できておくといろいろ役立ちそうかなと思いました。
下記のことについて紹介されていました。
- Salesforce のブランド力
- イノベーション
- 信頼性
- プラットフォーム
- エコシステム
1. Salesforce のブランド力
Salesforceには強力なブランド力がある。
- 過去 17 年にわたり常に高い売上成長率を達成してきた実績
- CRM とプラットフォームのさまざまなカテゴリにおいて他社をリードする市場占有率
- 情熱溢れるカスタマーエバンジェリストの存在
- パートナー企業や顧客とSalesforceの間に育まれたコミュニティ精神
Salesforce のように長きにわたってブランドを確立し、維持するためには、一貫して次のようなことが求められる。
- 成功している企業であることを、ビジネスの成果を通じて示す
- お客様がサービス契約を更新し、価値を享受し続けられるよう、お客様とともに成功を実現する
- 団結の精神をお客様ならびにすべてのステークホルダーとともに実現し、業界や世界を、すべてにとってより良い方向へと前進させる
2. イノベーション
Salesforceは下記のようなアイデアを最初に提供している実績について紹介されていました。年に3回のバージョンアップが行われているのでこれからも新しいアイデアが導入されていくんだと思います。
- クラウドベースの CRM 製品を初めて発表したのは Salesforce。
- Salesforce は、Force.com でサービスとしてのプラットフォーム(PaaS)の市場を確立した。当時、従来のアプリケーション開発プラットフォームや、CRM ベンダー、アナリストの見解は、実際のビジネスの現場で利用できるアプリケーションをクラウドベースの開発環境で開発することなどできるのかという、懐疑的なものだった。
- iPhone で利用できる初の CRM アプリとして TouchForce(現在では、Salesforce1 に進化)を発表したのも Salesforce。
- Salesforce は CRM アプリケーションという切り口で、史上初のソーシャルコラボレーションアプリ(Chatter)も発表している。発表当時、アナリストも、名の知れたベンダーも、ソーシャルテクノロジーを企業に取り入れ、 CRM に活かすことなどできるだろうかと、懐疑的だった。
- Salesforce が発表した AppBuilder は、 PaaS のルールに変革をもたらした。コードを全く使わない開発、コードの使用を限定した開発、通常どおりコードを使う開発といったそれぞれの手法を完全に統合した開発環境を実現した。
- Salesforce は、革新的な教育ツール「Trailhead」 も発表した。開発者の大幅な不足という業界の問題を解消するうえで、重要な役割を果たしている。
- Salesforce は自社のプラットフォームに AI(人工知能) が組み込まれてる。Salesforce のクラウド製品の利用者は誰もが、このAIを活用して顧客とのあらゆるやり取りをよりスマートなものへと進化させることができる。
3. 信頼性
今回はセキュリティとかではなくシームレスなアップグレードについての話についてまとめられています。
- 「一貫性のある予測可能なリリースサイクルの実現」です。すべてのお客様が、最新のバージョンへと短期間で製品をアップグレードできるようになり、お客様ご自身のペースで新しい機能をオプトインすることが可能になりました。
- 新しいリリースによって、お客様のカスタマイズ設定が無効になったり、API に変更が生じたりすることがない。これらすべての点に Salesforce は注意を払い、確認を行っている。
- Salesforce を選んだことによってアップグレードコストを削減できた点を考慮するお客様が多くなった。
4. プラットフォーム
プラットフォームに求められているのは下記の条件
- 「顧客の時代」、情報量やつながりが増え、複雑化している。その結果、企業は顧客へのアプリの提供方法を再考しなければならなくなっている。
- 他に類のないカスマーエクスペリエンスを実現するよう求められている。
- それを、数か月どころか、数週間のリリースサイクルで実現しなくてはない。
Salesforce プラットフォームの利点としての3 つの重要な要素。
- メタデータモデル
- コードを全く使わない開発から通常どおりコードを使う開発まで、すべてを網羅した開発環境
- モビリティ(移動中や外出先で普段と変わらず利用できること)
5. エコシステム
- カスタマーエンゲージメントのプロセスを変革するために必要な機能のすべてを 1 つのベンダーだけで提供するのは不可能。
- Salesforce は開発者の才能が集まる場所を Salesforce 内に留めず、より広範で多様性のあるコミュニティへと拡張した。
- AppExchangeを利用することでアプリを開発、提供できる環境を用意。顧客もそれらのアプリを簡単に購入できる。
- AppExchange のパートナーは、時価総額 50 億ドルの企業から、無償のアプリを提供する 2 人だけのパートナーにいたるまで多岐にわたり、ユーザーのニーズに応えている。
さいごに
ザックリこんな感じのことが書いてありました。Salesforce Blogにはより上記情報に合わせてより詳細なメリットについても説明されています。読んでみておもしろい記事だったと思います。